染織作家
京都芸術大学、大塚テキスタイルデザイン専門学校で工芸染織を専攻し、紬織の重要無形文化財保持者である佐々木苑子氏のアトリエで学ぶ。現在は東北芸術工科大学工芸デザイン学科の講師を勤める。
主に縫取織という技法を用いた織物作品を制作し、公募展を中心に染織作家として作品発表を続けながら、染織の周縁にある事象にも関心をもつ。織物の端材糸をアップサイクルした漆作品「JOMON BANGLE」、植物を織物のヨコ糸に見立てタペストリーを織るWS、ステ耳と呼ばれる織物工場の廃棄物を利用した「ステ耳チェアクッション」を織るWSなど、工芸のモノとしての魅力だけでなく、その背景にある素材や道具、それらを成り立たせている環境、人間の知恵と工夫の歴史を伝える視点での実践活動も行う。
装いの庭EXPO’25について
2025年2月23日(日)・24日(月・祝)の2日間、東京都八王子市の催事場「東京たま未来メッセ」にて、「装いの庭expo’25」を開催します!
織り、編み、染め、縫い……。布は、さまざまな方法で作られ、多彩な表情を生んで装いを豊かにしてくれています。「この糸をこうして、こんな風にしないとこの表情は出ないんだよ」なんて話を作り手から聞くたびに、その探究心と磨かれた表現に心がワクワクと浮き立ちます。
そんな魅力をほかの人にも届けられないかと活動を重ねる中で、少しずつ環が広がり、紹介したい作り手が増えてきました。
装いの庭として独立し9年が経つ、2025年2月。ずっと形にしたかったテキスタイルのマーケットを鎌倉のテキスタイルギャラリー・Casa de pañoとともに東京都八王子市で開催します。デザイナーから工場まで100組の作り手がつくる、テキスタイルの好きが集まる博覧会にぜひお越しください。
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