経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込みながら自由に図柄を表現できるつづれ織技法を用いて、中世の時代よりタピストリーが神話や宗教上の物語、戦いの歴史や権力者の富などを描き伝えてきたように、現代版タピストリーの制作を通してコミュニケーションを試みる。情報化社会にあえて人の手で丁寧に長い時間をかけて織られたテキスタイルにより、人々の心に何かを届けることができるのではないかと考える。
装いの庭EXPO’25について
約100組のテキスタイルクリエイターが集結!デザイナーから工場まで、日本のテキスタイル文化を楽しむ2日間『装いの庭EXPO‘25』八王子で開催。
日本は、世界でもめずらしい、小規模で多様な布作りや服作りが今なお息づく国です。近年はものづくりに根ざした小規模ファクトリーブランドや若手デザイナーによる独立系テキスタイルブランドが次々と立ち上がり、新たな可能性を切り開いています。
本イベントは、当たり前のように身近にある“布“の奥深さや新しい楽しみ方を届け、日本の繊維技術や文化の隠れた魅力・文脈に光を当てることを目指します。屋内エリアでは、布づくりの過程やオリジナリティ溢れる布製品に出会える出展者ブース、参加型のアートプログラム、屋外では自由な表現に挑む作家の展示やトークイベントなど、さまざまな切り口から布の奥を知るコンテンツが盛りだくさん。
さらに、布づくりの現場を取材したインタビュー冊子、スタンプラリー、全国の繊維産地を紹介するブースなどを通して、現在の布づくりの技術や制作工程、作り手の探求と挑戦をお伝えします。
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