長い冬のあと突然芽吹いて一面淡いグリーンとピンクに染まる春、カーテンを揺らすそよ風が涼しい夏、深いオレンジに染まる山々の短い秋、そして冬には美しく雪化粧をした美しい富士山が出迎えてくれる山梨県西桂の地で150年以上続く機屋、それが私たち槇田商店です。羽織裏にお洒落を心を込めて楽しんだ江戸の粋人たちに愛された甲斐絹の伝統を引き継ぎながらも、新しい物作りに挑戦をしています。
生地作りから傘作りまで一貫して行える唯一無二の工場で、傘地では他では織る事のできない大きなジャガード柄や、テクスチャーが楽しめる生地を、自分達で傘にまで仕上げています。
「もったいない」という、世界でも注目されている素晴らしい言葉をキーワードに、ただの雨露・日差しをしのぐだけの「モノ」ではなく、日本の風土に根差した文化を大事にした傘を作りたいと考え、これまでに無い生地の楽しみ方を、織手・作り手の目線で発信しながら、「持っていて楽しくなる傘」「ちょっと素敵に見える傘」「大切に使いたくなる傘」そんな傘を展開していきます。
装いの庭EXPO’25について
2025年2月23日(日)・24日(月・祝)の2日間、東京都八王子市の催事場「東京たま未来メッセ」にて、「装いの庭expo’25」を開催します!
織り、編み、染め、縫い……。布は、さまざまな方法で作られ、多彩な表情を生んで装いを豊かにしてくれています。「この糸をこうして、こんな風にしないとこの表情は出ないんだよ」なんて話を作り手から聞くたびに、その探究心と磨かれた表現に心がワクワクと浮き立ちます。
そんな魅力をほかの人にも届けられないかと活動を重ねる中で、少しずつ環が広がり、紹介したい作り手が増えてきました。
装いの庭として独立し9年が経つ、2025年2月。ずっと形にしたかったテキスタイルのマーケットを鎌倉のテキスタイルギャラリー・Casa de pañoとともに東京都八王子市で開催します。デザイナーから工場まで100組の作り手がつくる、テキスタイルの好きが集まる博覧会にぜひお越しください。
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